資格マニアは、どこまで殺人トリックに迫れるか [殺人トリックに迫る]
資格マニアは、どこまで殺人トリックに迫れるか
「火災調査官・紅蓮次郎 14」からの殺人トリックです。
犯罪が発生する背景には、
嫉妬、恐怖、憎しみなどの人間の感情や
犯罪を起こすに至るさまざまな事情があります。
これらの背景がサスペンスを面白くしています。
しかし、いまは、これらの背景は置いておきます。
殺人トリックの解明だけを考えたいと思います。
資格マニアとして、どこまで殺人トリックに迫ることができるでしょうか。
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● 事件の概要
マンションのある部屋が突然爆発して、住人が死亡。
事故や自殺ではなく、殺人事件であるとします。
爆発した部屋からは、
風船(バルーン)の破片が複数
見つかりました。
この部屋に風船があった理由については、殺人トリックの解明にとって重要ではないので考えません。
時限爆弾や発火装置は、発見されませんでした。
どのようにして犯人はこの部屋を爆発させたのでしょうか。
あなたは、この殺人トリックをどう推理しますか。
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● どこまで殺人トリックに迫れるか。
この殺人トリックの解明には、次の資格の知識が役立ちそうです。
危険物取扱者
消防設備士
火薬類取扱保安責任者
爆発ということは、「燃焼の三要素」を考えます。
可燃物
酸素供給源
点火源
の3つです。
まず、
酸素供給源としての空気(酸素)は、部屋に十分にあります。
次に、
可燃物についてです。
風船(バルーン)の中には、通常はヘリウムガスが注入されています。
ヘリウムガスは不活性ガスなので、爆発しないんです。
そこで、考えられるのは、
ヘリウムガスの代わりに、可燃性ガスを注入しておく、
ということです。
例えば、水素ガス。
水素ガスは、ヘリウムガスよりも軽い気体で、爆発します。
かつて、飛行船に水素ガスを使っていた時代があり、爆発事故が多発したために飛行船への使用が禁止になりました。
他には、
家庭用のガスコンロに使用するガスボンベ。
一般的にガスボンベの中身は、ブタン、イソブタン、プロパンです。
ブタンなどは、空気よりも重いガスなので、風船は浮遊せずに床に転がる状態になるでしょう。
可燃性ガスを風船に注入しておくことで、可燃物についてもクリアーできそうです。
最後に三つ目の点火源です。
どのようにして可燃性ガスを注入した風船に点火源である熱源を与えたのか。
熱源としては、
火気
火花
静電気
摩擦熱
などが考えられます。
火気や火花については、
犯人が直接、火を着けたとは考えにくいです。
犯人も爆発に巻き込まれてしまいますから。
被害者が直接、火を着けたとは考えられなくもないですが、
被害者が風船に火を着けるという状況にもっていくことは難しいですね。
静電気による着火というのも考えられますが、確実性に乏しいです。
摩擦熱についても、風船をそんなに擦ることはまず、ないですよね。
どれも、上手くいかないです。
では、どのようにして可燃性ガスを注入した風船を爆発させたのか。
ここが難関です。
太陽光などの光を一点に集めて燃焼させるというのはどうでしょうか。
電子レンジの要領で、強力な電磁波を当てるというのはどうでしょうか。
どちらの方法も遠隔地から風船を爆破できそうですが、問題点があります。
装置が結構大がかりになりそうです。
巨大な虫眼鏡、巨大な電磁波発生装置などは、人目に付いてしまいます。
う~ん。
ダメですね。
どうやら、資格マニアの私にはここらがトリック解明の限界のようです。
あなたは、どうですか。
トリックの解明ができましたか。
それでは、実際のドラマの中でのトリックの解明を見てみましょう。
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● ドラマの中でのトリック解明
火災調査官・紅蓮次郎は、次のようなトリック解明をしています。
犯人は、風船(バルーン)の中には卓上カセットコンロのカセットボンベの可燃性ガスを注入。
「真犯人は、ある意外なものを使って、遠くにあるバルーンを爆破させたんです。」
「外国製で日本で許可されている0.2mwのレーザーポインタよりもはるかに威力のあるものです。」
と言いながら、小型のレーザーポインタを出してきました。
レーザーポインタ。
遠く離れたものに光を当てるための、レーザーポインタです。
レーザーポインタなら、小型だし、遠隔地からでも風船を狙えますね。
手術で使用するレーザーメス、
鉄板を切断するレーザーなど
レーザーも強力なものは危険ですよね。
そして、
紅蓮次郎は、真犯人に向かって、決め台詞を言うのです。
「火元は、あなただ!」
あなたの周辺で爆発による殺人事件が発生し、その現場に風船の破片が落ちていたら、犯人はこんな殺人トリックを使ったかもしれないですよ。
「火災調査官・紅蓮次郎 14」からの殺人トリックです。
犯罪が発生する背景には、
嫉妬、恐怖、憎しみなどの人間の感情や
犯罪を起こすに至るさまざまな事情があります。
これらの背景がサスペンスを面白くしています。
しかし、いまは、これらの背景は置いておきます。
殺人トリックの解明だけを考えたいと思います。
資格マニアとして、どこまで殺人トリックに迫ることができるでしょうか。
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● 事件の概要
マンションのある部屋が突然爆発して、住人が死亡。
事故や自殺ではなく、殺人事件であるとします。
爆発した部屋からは、
風船(バルーン)の破片が複数
見つかりました。
この部屋に風船があった理由については、殺人トリックの解明にとって重要ではないので考えません。
時限爆弾や発火装置は、発見されませんでした。
どのようにして犯人はこの部屋を爆発させたのでしょうか。
あなたは、この殺人トリックをどう推理しますか。
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● どこまで殺人トリックに迫れるか。
この殺人トリックの解明には、次の資格の知識が役立ちそうです。
危険物取扱者
消防設備士
火薬類取扱保安責任者
爆発ということは、「燃焼の三要素」を考えます。
可燃物
酸素供給源
点火源
の3つです。
まず、
酸素供給源としての空気(酸素)は、部屋に十分にあります。
次に、
可燃物についてです。
風船(バルーン)の中には、通常はヘリウムガスが注入されています。
ヘリウムガスは不活性ガスなので、爆発しないんです。
そこで、考えられるのは、
ヘリウムガスの代わりに、可燃性ガスを注入しておく、
ということです。
例えば、水素ガス。
水素ガスは、ヘリウムガスよりも軽い気体で、爆発します。
かつて、飛行船に水素ガスを使っていた時代があり、爆発事故が多発したために飛行船への使用が禁止になりました。
他には、
家庭用のガスコンロに使用するガスボンベ。
一般的にガスボンベの中身は、ブタン、イソブタン、プロパンです。
ブタンなどは、空気よりも重いガスなので、風船は浮遊せずに床に転がる状態になるでしょう。
可燃性ガスを風船に注入しておくことで、可燃物についてもクリアーできそうです。
最後に三つ目の点火源です。
どのようにして可燃性ガスを注入した風船に点火源である熱源を与えたのか。
熱源としては、
火気
火花
静電気
摩擦熱
などが考えられます。
火気や火花については、
犯人が直接、火を着けたとは考えにくいです。
犯人も爆発に巻き込まれてしまいますから。
被害者が直接、火を着けたとは考えられなくもないですが、
被害者が風船に火を着けるという状況にもっていくことは難しいですね。
静電気による着火というのも考えられますが、確実性に乏しいです。
摩擦熱についても、風船をそんなに擦ることはまず、ないですよね。
どれも、上手くいかないです。
では、どのようにして可燃性ガスを注入した風船を爆発させたのか。
ここが難関です。
太陽光などの光を一点に集めて燃焼させるというのはどうでしょうか。
電子レンジの要領で、強力な電磁波を当てるというのはどうでしょうか。
どちらの方法も遠隔地から風船を爆破できそうですが、問題点があります。
装置が結構大がかりになりそうです。
巨大な虫眼鏡、巨大な電磁波発生装置などは、人目に付いてしまいます。
う~ん。
ダメですね。
どうやら、資格マニアの私にはここらがトリック解明の限界のようです。
あなたは、どうですか。
トリックの解明ができましたか。
それでは、実際のドラマの中でのトリックの解明を見てみましょう。
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● ドラマの中でのトリック解明
火災調査官・紅蓮次郎は、次のようなトリック解明をしています。
犯人は、風船(バルーン)の中には卓上カセットコンロのカセットボンベの可燃性ガスを注入。
「真犯人は、ある意外なものを使って、遠くにあるバルーンを爆破させたんです。」
「外国製で日本で許可されている0.2mwのレーザーポインタよりもはるかに威力のあるものです。」
と言いながら、小型のレーザーポインタを出してきました。
レーザーポインタ。
遠く離れたものに光を当てるための、レーザーポインタです。
レーザーポインタなら、小型だし、遠隔地からでも風船を狙えますね。
手術で使用するレーザーメス、
鉄板を切断するレーザーなど
レーザーも強力なものは危険ですよね。
そして、
紅蓮次郎は、真犯人に向かって、決め台詞を言うのです。
「火元は、あなただ!」
あなたの周辺で爆発による殺人事件が発生し、その現場に風船の破片が落ちていたら、犯人はこんな殺人トリックを使ったかもしれないですよ。
2016-05-16 02:13
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