「モナリザ」のモデル 遺伝子で解明か !

「モナリザ」のモデル 遺伝子で解明か !


レオナルド・ダ・ヴィンチの世界的名画「モナリザ」。


モナリザのモデルが誰なのか、遺伝子を手掛かりに解明しようとする試みが進んでいます。


● 遺伝子をどのように手に入れるのか？

● 絵画のモデルを遺伝子でどのように解明しようというのか？



※http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A2%E3%83%8A%E3...


モナリザ」は別名「ラ・ジョコンダ」と呼ばれ、

当時の豪商フランチェスコ・デル・ジョコンドの２人目の妻、リザ・ゲラルディーニがモデルになったと言われています。


つまり、ゲラルディーニの遺伝子を入手したいんです。


しかし、ゲラルディーニの遺体の埋蔵場所がハッキリしていない んです。



ルーヴル美術館のモナリザ
※http://4travel.jp/travelogue/10753417



●どのように遺伝子を手に入れるのか？

まず、フィレンツェの研究チームは、ゲラルディーニが1542年頃に埋葬されたという記録が残るフィレンチェ市内のサントルソラ修道院の地下から、女性の遺骨８体を発掘しました。


サントルソラ修道院は、「モナリザ」のモデルといわれるリザ・ゲラルディーニが晩年を過ごしたとされる場所です。


ボローニャ大学で放射性炭素年代測定法を用いて分析が行われた結果、このうちの３体は、ゲラルディーニが死亡した年齢と一致していることが分かりました。


この３体の遺体のうちの１体が、ゲラルディーニの遺体である可能性があるということになります。



次に、ジョコンド一族の墓を掘り起こしました。

ジョコンドの遺骨と、

ジョコンドとゲラルディーニとの間に生まれた息子ピエロの遺骨、

およびゲラルディーニとは血のつながりのない息子の遺骨を発掘しました。


つまり、ジョコンド一族３人のＤＮＡと、修道院地下から掘り起こした女性３人のＤＮＡを入手したことになります。



発掘作業中
※http://blogs.yahoo.co.jp/joyfulcollection3/2460506...





●手に入れた遺伝子をどうするのか？

掘り起こしたジョコンド一族のＤＮＡと、修道院跡地から掘り起こした女性の遺骨のＤＮＡを照合します。


一致するものがゲラルディーニの遺骨ということになります。


ゲラルディーニと判明した遺骨は、ＣＧや粘土による肉付けによって、その顔面を復元します。

そして、「モナリザ」と照合する。


ということになります。



※http://blog.livedoor.jp/nappi11/archives/3574582.h...



これで「ダビンチのモデルは誰だったのか」という謎が完全に解明されるわけではないんです。


けれども、再現された顔面が、「モナリザ」とそっくりだったら、「モナリザ」のモデルがゲラルディーニであることの裏付けになりますね。


どんな顔が復元されるのか、期待したいですね。



しかし、ゲラルディーニから15代目の子孫になるイタリアの女優ナタリア・グイッチャルディーニ・ストロッツィさんは、

「彼女の遺骨を見つけたからって、“モナリザ”の魅力に何か違いが生まれるの？」と疑問を提して、


この遺体発掘を「冒とく行為」と非難しています。


右 ナタリア・グイッチャルディーニ・ストロッツィさん
※http://www.musecasawine.com/#!guicciardini-strozzi...

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